転職フェア参加のすゝめ

福祉業界での転職活動では、エージェントなどを利用して効率的に行う方法が広まっています。また、公的機関からも福祉業界での求人情報を提供するサービスがあるため、この二つを駆使すれば、パソコンやスマートフォンで転職活動を行うことは可能です。

しかし、情報化が進んで手軽な転職活動が出来るようになったため、ジョブホッパーも増加してしまったようです。より良い転職先を見つけ、長く務めるためには、やはり自らの足を使うことも欠かせないでしょう。そこで私がおすすめするのは、転職フェアです。福祉業界に特化したフェアは年に数回開催されています。主に東京などの都心部で行われているフェアですが、福祉業界の企業だけがブースを出しているので、多くの事業所の話を聞くことができます。

転職フェアは、広い会場で開かれることが多く、数十という単位の福祉業界の事業所が出展するので、転職活動をする初期段階で足を運んでおくと、自分がどのような職場で働きたいかをイメージしたり、福祉業界で自分の将来性があるのかを判断したりする機会を設けられます。また、自分の適性がわからない方も、業界の人とコミュニケーションを取ることで、判断材料を得られるかもしれません。

それに忘れてはならないのが、フェアはリクルーティングの機会にもなっているということです。ブースで個別相談を行うと採用担当者から有益な情報の提供を受けることができますし、それがそのまま採用につながるケースもあります。スタッフの離職率が高いイメージがある福祉業界の実状も転職フェアでリサーチするといくらか違うものに感じるかもしれませんよ。